Carl‑Harry Stålhane|北欧陶芸に新たな造形言語を確立する

カール・ハリー・スタルハン(1920–1990)は、1950〜60年代に活躍したスウェーデンの陶芸家であり、Rörstrand の主要デザイナーの一人です。 彫刻的なフォルム、繊細な釉薬表現、そしてモダンな造形が特徴です。

1939年に Rörstrand に入り、初期は装飾画を担当していました。 1950年代になると造形に重点を置き、細いシルエット、柔らかな曲線、重なり合う釉薬、植物の動きを思わせるレリーフなど、独自のスタイルを築きました。

1950年代のミラノ・トリエンナーレで注目を集め、同時期に Sagittaria を含むいくつかのシリーズを制作しました。 水生植物「サジタリア(矢じり草)」をモチーフにしたレリーフは、葉の形や光の方向を穏やかな陰影として器に映し出します。

彼の作品は、日常の器でありながら彫刻のような存在感を持ち、静かで落ち着いた北欧陶芸らしさが感じられます。


photo: wikipedia

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